みなさん旧正月というのはご存知でしょうか?
1月後半くらいに中華街に行くと、キラキラのドラゴンが踊り狂いわっしょいわっしょいやっているアレである。
などと適当なことを言うと各方面から叱られそうだが、陰暦つまり月の暦での正月ということだ。春節と呼ばれることもある。
詳しく知りたい方はWikipediaを見てもろて。
これは私が無知なだけかもしれないが、旧正月というのは中国だけの文化だと思っていた。
だが、Wikipediaを見てくださった方はお分かりかと思うが中華人民共和国(香港、マカオ)、台湾のほか、シンガポール、韓国、北朝鮮、ベトナム、マレーシアまで旧正月を祝うというのだ。
まあ何かというと、旧正月だということを知らずに韓国に行ってしまったのだ。
そもそも日本で暮らしていると、旧正月がいつなのかということを意識するタイミングがあまりないため飛行機の予約をしてしばらくは旧正月ということにすら気付いていなかった。
そして気付いてからも、ふーん何か関係あんの?程度で深く考えてはいなかった。
しかし、よくよく調べてみると韓国は旧正月期間の間、店も何もかも休みだというじゃないか。
それは話が違う。しかも2023年の旧正月は1/22(日)であり、韓国では前日の1/21(土)から1週間の旧正月休みが取られるわけなのだが、2泊3日の旅行期間が1/21〜23とまるまる旧正月休み期間に被っている。
でもまあ日本の正月を思い浮かべてみると、店も閉まっているところもあるが最近は開いているところのほうが多く、みんなでワイワイと外に繰り出して正月を祝うので旧正月は旧正月なりの楽しみ方があるのかもしれない。逆にこんな時に行けるのはレアじゃないか?と自分を納得させる。
しかし更に調査を進めると、韓国の旧正月は日本でいうお盆のような雰囲気で、カウントダウンのイベントがあるわけでもなく、家で親戚などを集めて家族団欒を楽しむというようなものらしい。
もうここまで来ると案じていてもどうしようもないのでとりあえず韓国・ソウルに向けて出発した。
私たちが宿泊したのは観光となれば必ず行くであろう明洞。
結論から言うと、明洞は店が開いていた。
余裕で開いていた。全ての店が開いていたと言っても過言ではない。
やはりさすがの観光地、私たちのように何も知らずに来たであろう観光客でごった返していた。
また、夜の街・梨泰院に繰り出してみると人通りはかなり少ないもののバーやクラブなどは一応開いており、欧米人が踊り狂っている。
なーんだ余裕やんと思い次の日には明洞から飛び出してみた。
まず、ファッション関係の巨大な市場がある東大門に行ってみる。
ここは死の街か?
本来なら道の両脇の店が開いて賑わっていたところだろうが、全てシートがかけられており一つも店が開いていない。
しょうがないからと近くの免税店に行こうと思って、ちゃんと公式サイトを見て開いているのを確認して向かうとこれも開いてない。
いや、、、開いてるって書いてたやんけ!!
もう何も信じることはできません。
フラフラになりながら辿り着いたのは、益善洞。
こちらは韓屋と呼ばれる韓国の伝統的な家屋をリノベしてカフェやら雑貨屋にしたお店が乱立しているエリアである。
まあ日本で言うところの町屋リノベーションみたいなところだ。趣があってかわいい。
ここは全てとは言わないがちらほらと店が開いており、普段であれば大行列となっているであろうカフェなどもすんなり入ることができる。
ミルトースト
フレンチトーストが有名みたいだが、せいろに入っている蒸しパンが絶品だった。いくらでも食べれる。
益善洞牧場
サムギョプサル店である。韓国旅行中、サムギョプサルにハマりすぎて毎日食べていた。
店もかわいいし、美味しい。
日本人が経営しているお店と言っていたが、ローカルのお客さんもたくさんいて賑わっている素敵なお店です。
結論、、、
特に理由がないなら旧正月は韓国旅行なんか行かずに家でK-POPでも聞いててください。
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